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大手量販店などの仕事をしていて、売上入金のときに使用した部品や材料分の経費が差し引かれて入金されている場合は、入金金額を売上として計上するのではなく、差引計算される前の金額を売上として計上します。工事に使用する部品や材料をその量販店あるいは子会社等から仕入れている場合には、そうした相殺処理がされている場合が多いですから、注意が必要です。
差引された金額のみを計上するのを純額主義といいますが、税務では純額主義は認められていません。差引される前の、総額で計上する必要があります。これは、消費税の課税事業者になるかどうか、簡易課税制度を利用できるかどうかにも影響してきますので、しっかりとチェックしましょう。

年末には、手元にある部品や材料がどれだけあるかを、棚卸商品として計上しなければなりません。原則としては釘一本にいたるまで計上すべきですが、ある程度値段がはるものは少なくとも計上しておきましょう。最近は金属の価格が上がってきていますので、銅線などは高価な部類に属します。1メートルあたりの単価が分かると思いますので、あとで税金を追徴されないためにもキチンと計上しておきましょう。
大手量販点やその子会社からの仕入れがある場合、仕入れ代金の他に積立金や、取引保証金を支払っている場合があります。それらは返金されないことが確実となるまで経費にはできませんので、支払ったときには経費処理ではなくて資産計上しなければなりません。
気候によって左右されやすい電気工事業では、法人化するかどうか迷うケースが多いですが、法人化する前に、小規模企業共済の利用を検討してみましょう。支払った掛け金は全額所得控除でき、掛け金を変更できるなどいろいろと使いやすい制度になっています。

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